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ビデスコや  ~駒ヶ岳を眺めながらの日々~

猛禽類調査の機材制作や改造に日々取り組んでいます。一つ一つ手作りの受注生産で、あなたの使い方に合わせたシステムを心を込めて作り上げていきます。                              2012年から自家焙煎コーヒー販売開始しました。           2016年から野菜販売始めました。                  画像の右側切れてます、クリックすると大きな画像を見る事が出来ます。 最近過去記事の写真が別のに入れ替わってる症状が多々見受けられます。アルバムの設定が上手くいって無い様ですが、ご容赦下さい。

0103

自作焙煎機電動化  

ありがたい事に、年末に新規のご注文を頂き。
正月2日から作業に取りかかっています。
追々、UP予定。



こちらは年末の仕事!






気まぐれでカップリングを作ってみたら、
一気に電動化熱が盛り上がり、色々ネット検索。

ついに見つけました。
スピードコントロールモーター

NCM_1899.jpg
















商品名が判明すると、
意外な事に普段、エンドミルなどを購入しているMonotaROにある事が分かり、
かなりがっかり。

購入価格14000円。
焙煎機全体では3万以上になりました。

ストレートに現在の形になったとしたら2万以下で出来る筈です。

















とりあえず接続して、動作確認。

















































今まで、CNCで使ってるステッピングモーターを取り付けるイメージでしたが・・・
コントロール部分と
モーター接続部作成がネックになっていました。





こいつはAC駆動で、スピコン付き。
もっと簡単な接続方法も考案。

モーターを決めてから、カタログを見ながら設計図を制作。


焙煎機アングル




























現物と寸法が変わっている可能性もありますので、
念のために原寸大で印刷して現物合わせ。

外形からはみ出している部分は、数ミリだけ彫り込んで、
谷折り部分です。

NCM_1900.jpg























CNCを駆使して部品製作。
新しい掃除機とサイクロンも快調に働き。
切り子も殆ど残っていません。

NCM_1901.jpg



















厚みが3mmなので、トータルでも3時間程度で終了。

NCM_1906.jpg
























出来上がった部品を曲げ加工。
ちょっと、彫り込みが浅くて手作業では苦労しました。
万力を二つ接続してパワーを伝えます。

NCM_1908_201312311746477c0.jpg





















90度に折り曲げ完了。

NCM_1907_201312311746467d5.jpg



















一つ目の基台部分を取り付けます。

NCM_1909.jpg






















横板の取り付け。
長溝部分で前後の調節をする予定。

NCM_1910.jpg















カップリング部品に穴をあけ。
固定用のねじ切りを行います。

NCM_1905.jpg

























モーターを取り付け。
長溝部分で高さ調整をする予定。

NCM_1911.jpg























取り付け部分のネジは在庫から・・・
今までの色んな加工で、細かい部品を小分けして保存しています。
私の宝物の一つですね。

NCM_1918.jpg


















接続して動かして見ました。

NCM_1912_1.jpg





















カップリング部分のUP。
ここまで必要ないのですが、
念のため多点止めしています。

NCM_1913_1.jpg






















試運転の動画。
感動の一瞬です。




























無負荷とマメを入れての動作はかなり違います。
800g用の大型焙煎機では、負荷が掛かりすぎて断念。
検索で見つけたサイトでも自作レベルでは最大で300g
普通の人は100~200g程度の焙煎量みたいです。

800gともなると100万以上の業務用器になるみたい・・・




高速で回転させれば、問題なく動くのですが・・・
それでは、豆が全く動かず、撹拌されません
重心が偏っている状態ではかなり負荷が掛かる模様。




何日も試行錯誤して・・・
結局、以前の600g用の釜で、ギリギリ運用可能。
この調整だけで1日仕事でした。

せっかく改造した大型焙煎機は一度も稼働せずお蔵入りという残念な結果に・・・






















この後、何度も試運転。
モーターの熱も気になり。
600gを入れて、連続20分間の動作をクリアしました。
実際の焙煎が楽しみです。

Posted on 2014/01/03 Fri. 04:49 [edit]

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0110

冷却用ファン装着  

先日出来上がった電動焙煎機ですが。。。

モーターの熱が気になります。
取説を読むと90℃位までは問題なく使えそうですが。
20分も連続稼働すると手で触れない程の高熱です。
温度計の先端をボルトで留めてみました。

NCM_1914_1.jpg





















この時は炎なし、
試験焙煎では70℃以上になったため、
ドライヤーを使って冷やしながら焙煎しました。
















ドライヤーで常に冷却するのでは、電動化の意味が薄れてしまいます。
古いパソコンの冷却ファンを接続する事に・・・
CNCで作れば良かったのですが、
手作業で簡単に出来るだろうと着手。
やはり、CNCの偉大さを感じた手作業でした。
制作時間5時間。

NCM_1925.jpg



















モーター部の余ってる端子を使えれば好都合だったのですが、
出力3Vでファンを回すパワーがありませんでした。

いつの物か?
何の物か?
全く忘れ去られたACアダプターを接続して12V確保。

20131231092936-584.jpg



















接続してみましたが、あまり風力がありません。
どれほど効果が有るのか?
疑問ではありますが・・・
コーヒーの在庫も沢山あるので、テストはまだまだ先の事になりそう。

NCM_1926.jpg

Posted on 2014/01/10 Fri. 03:36 [edit]

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0116

電動化後 初焙煎  

モーターを取り付けた焙煎機を実際に使って見ました。
一度の焙煎量は600g×4回でした。


























ファンを取り付けた効果で、焙煎中のモーターの温度は60℃以下。
なぜか?
モーターを止めた後に75℃まで上昇してしまいます。???
















手回しの時は、わざと回転ムラを意識して、
豆がランダムに回る事を狙っていました。

モーターにより、均一に回転するので、
逆に焙煎ムラが生じる事態に・・・
釜内部の改造が必要になってきました。

NCM_2010.jpg






















冷却装置の方は、強力掃除機のお陰で1分ほどで冷却終了。
冷却中は、ふたを外すのに困る程の吸引力です。

NCM_1898.jpg

Posted on 2014/01/16 Thu. 04:31 [edit]

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0119

800g焙煎に再チャレンジ  

今回購入したモーターですが・・・
直結では、低速のトルクが足りず、
800gの生豆を回す事が出来ませんでした。

仕方なく、以前の小さな釜を取り付け
ギリギリ600gの焙煎を数回。

駆動部にギアを取り付ければ、楽に焙煎出来るだろうと
自作の方向でアイデアを練っていましたが。


購入したオリエンタルモーターにギアボックスが販売されているのを発見。
メーカーに電話で問い合わせする事数回。
このメーカーもの凄く対応が良い事に感激。

auの電話サポートなんて、オペレーターの知識不足で、
何度も保留があったり、たらい回しにされたりでイライラする事が多いのですが、
見習って欲しいものです。



法人の大量購入では無く、個人で1個しか買えないと
最初の受け答えで言っているにも関わらず、
親切丁寧に教えてくれます。
特殊な使い方にも関わらず、瞬時に答えが返って来ます。
自社の製品に対する知識が豊富なオペレーターさんでした。
どのメーカーさんも見習って頂きたい。

取次店で買えば、若干安いサイトもあったのですが、
メーカー直販で購入しました。

自作焙煎機の電動化を考えている方にはお勧めです。

詳しくはこちらをどうぞ!







届いたギアボックス。

NCM_2034.jpg






















残念ながら専用モーターも新たに購入。
コントロールボックスだけは、以前の物が使用出来るので、
余計な出費は7000円ほどで済みました。
主軸部分が以前買った物と、全く別物です。

NCM_2033.jpg


























主軸も太くなってるし、
位置も変わっているので、取り付け部分の金具の再加工が必要です。

NCM_2036.jpg























ついでに、焙煎機の穴の位置も修正する事に。
市販品のアングル利用なので、わずかにシンメトリーでは無いのを修正します。
巨大な焙煎機の下の部分しか押さえられないので、上部分はもの凄くブレてしまいます。
非常に慎重な作業で、一日がかりになりました。

NCM_2039.jpg





















5mmほど、受け側を移動する事が出来ました。
これで、800g用の釜を無事に回す事が出来ました。

NCM_2040.jpg
























軸受け部分の止めネジを瞬接で取り付けてた為に、
外す事が出来ません。
部品を湯煎して、瞬接を取り外す作戦。

NCM_2037.jpg
























等々・・・
細かい修正などがあり2日がかりで、何とか完成。
直結と違い、低速からしっかり動いてくれます。

最高速で、秒間2回転位のカタログ値まで、自由自在に変速可能。
























モーターに余計な負荷が掛からないので、
モーター外周温度も上がりません。
感知センサーの取り付け位置が悪く48℃の表示ですが、
モーターに触っても、熱く感じない程度です。
クーリングファンは必要なさそうです。

NCM_2041.jpg


























約3年前。
手網焙煎で50gからスタートした自家焙煎ですが。。。
ちまちまとマイナーチェンジを繰り返しながら。
ついに電動焙煎800gを実現しました。
感動物です。

まだ、熱効率の部分で改良の余地がありますが、
軽負担での量産体制が整いつつあります。

Posted on 2014/01/19 Sun. 04:13 [edit]

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0126

熱効率UP  

ネタに困った時の下書きだったのですが・・・
要望を頂きましたので、UPさせて頂きます。


普通の家庭用コンロで焙煎しているコーヒーですが・・・

ガスの炎が効率良く、豆に伝わっていない感じをず~と感じていました。
炎を大きくすると釜よりも大きくなり釜の外側を温めてるだけではないのか?

しかし炎が小さいと熱量自体が無いので、やはり時間が掛かってしまいます。

NCM_2050.jpg


























電動化も冷却効率もUPし、
自家焙煎、最後の課題です。
コンロのサイズを計測して100円ショップで使えそうな材料を買って来ました。
リング状の材料がそのまんま使えれば一番良いのですが、
残念ながら高さが1Cmしかないので、やはり無理でした。

NCM_2043_20140119192618211.jpg























シフォンケーキ用の型を切断して利用。

NCM_2046.jpg




















受け側の切り欠きを追加して・・・

炎がまっすぐ上に立ち上ります。
外側に逃げる熱も減った気がします。
理想は、もっと厚い鉄板でかこってやった方が良いのでしょうが・・・
とりあえずの応急策です。

NCM_2047.jpg


比較の為に、何も無い写真。

NCM_2048.jpg






















ぶれぼけですが、焙煎中の写真。

NCM_2049.jpg











早速、試した所、
以前と同じ火力で焙煎すると3分も早く焙煎完了。

焙煎時間が早すぎるので、2回目からは色々調節しながら・・・
800g×3回の焙煎。

丁度良い火加減を見つけるまで、もう少し時間が掛かりそうですが。
推定20%位熱効率UPです。
ガス代も節約出来ます。











Posted on 2014/01/26 Sun. 03:34 [edit]

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