ビデスコや ~駒ヶ岳を眺めながらの日々~
猛禽類調査の機材制作や改造に日々取り組んでいます。一つ一つ手作りの受注生産で、あなたの使い方に合わせたシステムを心を込めて作り上げていきます。 2012年から自家焙煎コーヒー販売開始しました。 2016年から野菜販売始めました。 画像の右側切れてます、クリックすると大きな画像を見る事が出来ます。 最近過去記事の写真が別のに入れ替わってる症状が多々見受けられます。アルバムの設定が上手くいって無い様ですが、ご容赦下さい。
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3枚目・・・ 
sachtlerのDV8用のロングプレート特別仕様が2つ。
ビデスコ用のメインプレートに6点以上のネジ止めで、
プレートとの一体構造を目指す物です。
部品は小さいのですが・・・
彫り込み部分が多く、10時間の稼働時間。

表面。
わずかコンマ1mmのバリですが・・・
バリ取り用のカッターナイフで取るには厚く。
フライス盤に取り付けての手作業が待っています。

メインプレートCNCでの作業風景。
同じ物を5枚作るので、CNCの本領発揮という場面ですが、
せっかく、切り込み部分を少なくするためにマンフ用、
首部7mmタイプを選択して頂いたのに・・・
部材の厚みを間違えて、失敗。
厚さ12mmの設計&受注なのに、
部材の厚みが15mmで、完全に発注ミスです。
本来、貫通するはずの穴が3mmも残ってしまいました。
この時の作業時間が12時間。

反対側から3mm削れば、設計図通りの寸法にはなるのでが、
切削面はエンドミルの跡が残るので、見かけは悪くなってしまいます。
値引きして使ってもらうか?
おまけとしてつけるべきか?
悩み中。
二枚目。
切削部分が3mmも増えたので作業時間は15時間に増えてしまいました。
更に、プログラムのバグなどもあって、
何度も修正プログラムを組んで完成したと思ったら、
それ以前に、脱調があって、あり得ないところに余計な穴が開いていました。
(>_<)

脱調で、余計に空いた穴も、さほど目立つ部分では無いので、
値引きで使って貰うか?
15時間分の電気代、暖房代を考えると、いくらかでも回収したいところですが・・・
いくら何でも15時間連続作業だと、
PCも機械も疲れて、間違いが起こるのでしょう・・・
3枚目は、プログラムを3分割して、
その度に、各部をチェックしながら、慎重作業。
トータルでは20時間以上になってしまいましたが、
やっと、完全な商品が出来上がりました。
明日からの2週間は現場が入っているので、
結構、タイトなスケジュールになって来ました。
年賀状印刷、クリチキ製作、大掃除、コーヒー焙煎等々・・・
予定満載です。
年末に頑張って、今年中には納品しなくちゃ。
追記・・・
発注者様のご厚意で、見かけは悪くても値引きでOKとの返事を頂きましたので、
なんとかリカバリーしたいと思います。
Posted on 2013/12/03 Tue. 03:13 [edit]
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失敗・・・ 
10年以上住んでいるが、今まで停電以外で飛んだ事は無かった。
炊飯器とホットプレート、電子レンジを同時に使っても
落ちない容量に設計してあった筈なのに・・・
CNC作業中に電源が落ちると、それまでのデータが全て飛んでしまいます。
部材の始点に合わせたデータも飛んでしまい。
二度と、同じ板に作業する事が出来ないのです。
それでも、初日は15時間作業してはいたが、まだ細かいところでは無かったので、
0.1mm程度の誤差で再開して事なきを得る事が出来た。
ただ、途中から始めるためのデータは作り直し。
2日目は、この溝の片側が終わった所で落ちてしまった。
手作業の時には計測も難しくかなり苦労した部分です。
最後の一枚の
あと1時間と言う所で、ブレーカーダウン。

こちらは成功した板。
1/4インチネジ2点止めなので、位置合わせが0.1mmずれても使い物にならないのです。

裏側はこんな感じで、ぴったりなんの問題もなく使えます。

それなのに・・・
また20時間の作業のやり直しです。
(>_<)
仕方がないので、手作業をしながらCNCにはもう一度頑張って貰います。

CNCは頑張っているので4枚は出来ていますが、
レトルト加工やコーヒー焙煎等忙しくて、最後の仕上げが済まないまま放置されいますが、
何とか年内納入の目処がたってほっとしてます。
最後の手作業がCNCの作業時間と同じ位の手間が掛かるのですが・・・
それでも、以前の完全手作業と比べると1/5位の作業時間。
何よりも、精度が格段に違います。
1/100mmの精度で、同じ物が何枚でも制作可能です。
CNCの動作中に、他の事が出来るのも大きい。
ちゃんと使いこなせれば、十分お足を頂ける筈です。
後は、技術と発想。

本日は、再び最東端の街に移動。
Posted on 2013/12/04 Wed. 03:34 [edit]
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5枚目終了 
夜10時に最終プログラムをセッティングして・・・
6時に確認すると、きちんとホームポジションに帰っていました。
めんこいCNC。

おおざっぱに確認しただけで、今度は野菜類のチェック。
1週間にわたる工房の暖房で野菜類に甚大な被害が・・・
大急ぎで対応作業。
詳細は翌日公開。
最東端の街まで約650Km走破。
Posted on 2013/12/05 Thu. 03:14 [edit]
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スパイラル・・・ 
森は奇跡的な青空が、この後広がりました。
前回の現場宿で年賀状の原稿を仕上げる予定だったのですが・・・
飲み過ぎて、全く進まず。
かなり年末進行がピンチになりました。

前夜の内にボイルしておいたチキンをスモークしながら・・・
自分もスモークされながら工房作業。

CNCを動かしながら・・・・

仕上げの手作業。
体がもう一つほしい。

ピンぼけですが・・・
スパイラルタップの切りくず達。
1枚のプレートに18個のねじ切り。
合計5枚で90個のねじ切り。
最初、素手でやってたら手の皮が剥けてしまいました。
この作業だけでも合計8時間ほどかかる計算です。

Posted on 2013/12/16 Mon. 03:22 [edit]
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リカバリー 
早めに終わったので、帰宅後。
CNC稼働させながら、年賀状印刷。
現場宿でしっかり原稿作りました。
(^^)
新しいプリンタは印刷が早く、一晩で表裏終了してしまいました。
本日、一言書き添えて投函予定。
コーヒー焙煎もやらなきゃ・・・
5枚受注のメインプレート。
厚みは12mmの指定だったのですが・・・
発注ミスで15mm厚。
気がつかずに加工に入り。
1枚目が終了したと思い、喜び勇んで剥がしてみると、
貫通してる筈の溝が残っていました。
一度剥がしてしまうと、0点合わせが正確に出来ません。
そんな事態を想定して、部材は余分に発注してあるので、
作り直しと思っていましたが・・・
発注者様に相談すると、見かけが悪くてもかまわないとの事。
上面の3mmを削って対応する事にしました。
わずか3mmですが、全面ともなると体積も増えて大変です。
やはり8時間以上掛かってしまいました。

正規品と比べて見ました。
表面のサンダー掛けも必要ですね。

これでCNC作業は終了。
トータルでは130時間以上の稼働です。
切り子も5kg以上になっています。

これだけ掃除機を酷使するとフィルターも詰まって吸い込みが悪くなってしまいます。
安物だから、すぐにダメになるのだろう?と。
今回の掃除機は3台目。
よく考えたら、業務用とは言えこんなに酷使される掃除機も滅多にないでしょう。
フィルターを大量に購入して対応する作戦に変更して、発注しました。
次の注文には快適に対応出来る?

Posted on 2013/12/19 Thu. 03:24 [edit]
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手作業・・・ 
600g×4。
毎回、きっちり2週間で無くなってしまいます。
午後から荷造りでバタバタと走り回って、
14時過ぎからやっと作業開始。
今回から、バリ取りにエンドミルを使っています。
0.1mmのバリなのですが、手作業ではなかなか綺麗にとる事が出来ません。

あと3日位頑張れば出荷出来るかな?
本日から、本腰を入れて仕上げに掛かります。
焙煎中もしっかり足踏みと散歩で7000歩。
家中、何度もバタバタと走り回って、1万歩超え。
師じゃないけど、走り回っています。

Posted on 2013/12/20 Fri. 03:04 [edit]
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サンダー掛け・・・ 
バリ取りやサンダー掛けの細かい仕上げを残すのみです。
なんとか、年内納品の目処が立ちました。
この日は、失敗で表面を3mm削り取ったプレートのサンダー掛け。
1/100mm以下ではありますが、わずかにエンドミルの痕跡が残っています。

ベルトサンダーやグラインダーを使って、表面を滑らかにしていきます。
今までこの部分を勘違いしていた事に気がつきました。
ベルトサンダーで削ると、細かい傷がついてしまうので、
それをグラインダーで削り取ると見た目は綺麗になるのですが、
ムラが目立ってしまいます。
その後でランダムサンダーをかけると更にムラが増幅するという悪循環で、
綺麗な表面に仕上げる事が困難でした。
今回は面積がでかいだけに更に目立ってしまい。
しょうが無いので、手作業に切り替え。
アルミの残材にペーパーサンダーの手作業。
240番でやってみると、見る見るムラが際だって来ます。

要は、グラインダーで細かい傷は消せるけど、
その分、ムラだらけにしていた様です。
表面が平らなランダムサンダーで、そのムラを目立たせていた訳です。
原理が分かれば簡単。
もう一度、ランダムサンダー100番で、
表面のムラを削り取って行きます。
200、300、400と何度も繰り返しながら仕上げていきます。

ランダムサンダー用は400番までしかありませんから、
その後は手作業で600、800、1000番と磨き上げていきます。

上が正規品。
下が手作業で仕上げた物です。
写真だと上の方が綺麗に見えますが・・・・
非常に細かい溝が残っています。
手作業の方が、やっぱ綺麗。

しかし・・・
この1枚だけで半日つぶれてしまいました。
こんな事なら、日当計算すると、作り直しした方が安上がりでした。
それでも、もう一日頑張れば、何とか完成出来そうです。
Posted on 2013/12/22 Sun. 03:53 [edit]
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